ロイターの記事によりますと、米債券運用会社パシフィック・インベストメント・
マネジメント・カンパニー(PIMCO)の最高投資責任者(CIO)のビル・グロス氏は、
今現在、世界経済が好調であると自身の見解を示しております。
そんな中にあって債券の見通しに対して悲観しているもようです。
本来ビル・グロス氏は、債券への強気姿勢で知られておりまして、つい1年前には
米債のベアマーケットの終えんを高々に宣言しておりました。
ビル・グロス氏は、米国債の利回りが当初に想定していたよりも上昇する、との
見通しを明らかにしたうえで、現状が※ベアマーケットだと認めております。
ビル・グロス氏は、堅調な世界経済、米国内外のインフレの緩やかな加速を背景に、
これまで5.5%と予想していた米10年物国債の利回りが向こう3─5年で6.5%まで
上昇する、との見通しを示すまでにいたっております。
また、10年物国債の7日の利回りは5.1%程度となっております。
今後の債券市場についてビル・グロス氏は、世界経済は今後3─5年は4─5%の
成長が続くことが予想されていることからインフレも緩やかに加速するとしたうえで、
債券には必ずしも有利ではないと述べております。
※ベアマーケット:相場の下落が続いている市場をいいます。
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