<株式投資信託とは>
日本や海外の株式市場に投資する金融商品のひとつが、株式投資信託です。
株式投資信託は、日本の株式市場に投資するのか、それとも海外の株式市場
に投資するのか、それとも海外の株式市場に投資するかの違いによって、
国内株式型と国際型といった分類がなされています。
まずは、この分類の違いを見極めることが大事だと思います。
国際株式型の場合、国内株式型とは違って、為替リスクがあるからです。
仮に米国の株式市場に投資するファンドを買ったとします。
当の米国株式市場が大幅に値上がりしたとしても、為替相場が円高になれば、
そのファンドの円ベースの値段はあまり上がらない、また場合によっては
値下がりすることもあり得るのです。
もちろん、ファンドによっては為替リスクをヘッジするタイプもあります。
国際株式型を購入する際は、為替ヘッジがあるのかどうかを把握しておくこと
が大切で、国際株式型について、さらにファンドの中身を細かく見ていくと、
投資対象国の問題が浮上してきます。
欧米の先進諸国に投資するファンドもあれば、中南米やアジア、東欧・ロシア
といった市場経済の新興国に投資するファンドもあります。
当然、前者に比べて後者のほうが経済状態が不安定であったり、また株式市場の
規模も小さいため、その影響を受けて運用実績が大きく上下する傾向があります。
次に国内株式型についてです。国内株式型は文字通り、日本の株式市場に投資
するわけですが、その日本の株式市場にもいくつかの種類がございます。
日本を代表する東京証券取引所の1部市場や店頭株式市場、主にベンチャー企業
の株式を売買する東証マザーズや大証ヘラクレスなどです。
自分が買ったファンドが主に、どのマーケットに投資するタイプなのかを見極め
ておくことが肝心です。
市場規模が小さく、また経営的にも脆弱なベンチャー企業の株式を売買する
ジャスダックなどは、東証1部市場に比べて全般的に値動きが荒く、したがって
リスクリターンの度合いは高めになります。
同じ株式市場でも、ファンドによってさまざまなマーケットに投資します。
長くなってすません最後にに、株式の組入比率についてです。
株式投資信託では、株式のみで運用しなければならないと決まりはありません。
ファンドによっては、株式と債券を組み合わせて運用ケースもございます。
この場合は、株式の組入比率の上限が低いファンドほど、株価の値下がり
リスクが小さくなると考えられます。
株価が下落するなかで景気も後退すれば、徐々に金利水準は低下していきます。
すると、株式とともに組み入れられている債券の価額が値上がりするため、株価
の値下がりによってファンドの資産価値が目減りすることを、多少なりとも防ぐ
ことができます。
株式投資信託の目論見書などには、株式の組入上限は70%などと表記されていま
すが、大事なのは目論見書ベースの組入上限ではなく、実際にどの程度まで株式
を組入れて、運用していうかチェックすることです。
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