投資信託の実質利回りの高い低いを判断できるのかと、いったことが分からずに足踏
み状態が続いている場合が少なくありません。
ですので、今回は投資信託の利回りの判断基準を下すための指標について誠に簡単
ではございますが、解説させて頂きたいと思います。
2007後半にサブプライムローン債券の焦げ付き問題が浮上してから日本株式市場
は大きく低迷しています。一時期より戻しているとはいえ、2000年に入ってからつけた
ピーク時の半分程度の水準にとどまっています。
このため、日本株式を投資対象とする投資信託も横並びで低迷しています。投資信託
のように利率の決まっていないリスク商品の運用成果を割り出すには、通常は利回りや
騰落率から算出しますが、もっとも簡単なのがベンチマークと比較することです。
投資信託を実際に購入する目論見書が配布されます。こうした目論見書を見ると日経
平均株価やTOPIXをベンチマークとしています。
ベンチマークとは英語で基準、水準の意味です。そして、ベンチマークを上回る運用を
目指しているファンドが少なくありません。こうすることによって、相対的にファンドの良し
悪しを判断することができるわけです。
例えば日経平均株価が前年比20%上昇しているにもかかわらず、購入された投信の
運用成績は10%だったら決して良いとはいえないわけです。
勿論、投資スタイルにもよりますので一概に良い悪いとはいえないのですが、大雑把に
判断を下すにはベンチマークを活用するのが分かりやすいです。
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