債券の種類には、国が発行する国債、地方公共団体が発行する地方債や、
政府機関系機関が発行する政府保証債、民間企業が発行する普通社債
などがございます。
そして、この債券を発行して資金調達を行っているところが破綻します
と、債券はただの紙切れになる恐れが生じます。
これが債券の信用リスクです。
仮に信用が低下したと判断されると、その債券は市場で売却されます。
債券価格は債券市場における需給バランスによって決まりますから、
売り手ばかりで買い手がつかない状況になりますと、債券価格はどん
どん値下がりしていきます。
これは金利が上がろうと下がろうと、関係なくおきます。
当然、債券価格が大幅に下落すれば、その分だけ満期時に受け取れる収益率
が大幅に上昇するため、リスク覚悟で買おうとする投資家も出てきます。
いずれにせよ、発行体の信用度の問題も、債券収益の投資収益には大きな
影響を及ぼします。
ちなみに債券の信用度は、格付け会社が公表している債券格付けによって
表されます。
信用格付けがトリプルB格以下の債券になると、機関投資家が社内規定など
で取引出来ないケースがあるため、市場での流動性は極めて低いです。
ですので、償還前に売却したくても、買い手が少ないために売れない、
あるいは価格がつかないという状況になることも考えられます。
最近は個人向け高利回り普通社債などに格付けの低い銘柄が増えていますが、
購入時に注意しておきたいポイントです。
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