FRBは先週のFOMCにて、FF金利の誘導目標を0.50%利下げ
することを決定し、これによりFF金利は3%となりました。
緊急利下げ時には0.75%利下げされたことから、わずか1週間
程度の間でで1.25%も利下げされるという非常事態にあります。
サブプライムローン問題に端を発した景気後退懸念に歯止めを
かけることを目的とされているのですが、肝心のサブプライムロ
ーン問題が一向に解決される兆しがありません。
むしろ深刻化している気配すら漂っております。
話を、FOMCに戻しますと、金融機関に向けた優遇貸し出し金利
である公定歩合につきましても0.50%利下げされました。
この結果3.50%に達することとなったわけですが、FF金利が3%
になるのは、05年以来のことです。
昨夏、突如として米サブプライムローン問題が顕在化したことに
よって世界同時株安となり、こうした金融市場の混乱を受けてFRB
は、昨年9月に金融緩和に転じることとなりました。
それから、半年も経たない内に2.25%も利下げされております。
いかに今現在、苦しい状態にあるかを如実に示しているわけですが、
くり返しになりますが、直接的にサブプライムローン問題を解決する
政策なり対策は発表されておりません。
モノラインの救済策も、サブプライム関連の商品の評価を下げるこ
とを抑えることにはなると思いますが、サブプライム問題を抜本的
に解決することにはつながらないように思います。
こうしたことから、今後も米金融大手の評価損は膨らみ続けること
になることが予想され、残念ながらドル売り、ドル資産売りが進む
ことは避けられそうにありません。
長期的なスタンスにたった投資は控えるべきだと思います。
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