日本証券投資顧問業協会によりますと、個別株式で運用するタイプ
も含めたファンドラップ口座の全体の件数は過去数年間にわたって
右肩上がりで増加しているもようです。
ファンドラップ口座は比較的リスクの低いとされる投資信託を中心に
分散投資していることにより、投資初心者も含めて新たな資産運用
のための商品として人気が拡大しております。
一般的な金融商品の取引と異なり、売買ごとに手数料を支払うこと
はなく、運用残高に応じて手数料を定期的に支払うシステムです。
また、商品の選定や、利益目標など運用方針は顧客が決めます。
そして、実際の売買のタイミングや保有銘柄の選択などに関しまし
ては証券会社などに一任することができます。
こうしたことから、市場の動きに合わせた機動的な運用ができるの
が魅力とされ中高年以上の富裕層に人気が高いです。
今年10月に野村証券、日興コーディアル証券に1年ほどおくれる形
で大和証券が参入することとなりました。
一方で、SMBCフレンド証券、東海東京証券、三菱UFJ証券なども
相次いで商品を発売することで、後を追います。
参入する業者が増えたことにより、サービスの拡充が期待される中、
これまで最低購入金額は1000万円が主流とされておりましたが、
大和証券が業界最低水準となる500万円に設定しております。
今後、さらにシステムの効率化や運用手数料が安い投信を組み入
れることによって低額化が進むことになれば、これまでの富裕層を
ターゲットしておりましたが、一般層への広がりも期待できます。
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