これまで、外資系金融機関を中心に国内で頻繁に発行された
のがカバードワラントで、日本の株式を少額資金で購入出来
るということが受けて人気を集めました。
しかしカバードワラント数ある投資商品の中でもかなりのハイ
リスク・ハイリターンな投資商品です。
カバードワラントは、権利を売買する投資商品です。
そして、この権利には実際に権利を使うことのできる価格と、
その期間が、あらかじめ決められております。
カバードワラントでは、この価格を権利行使価格といいます。
ですので、ある銘柄を一定期間内に一定の価格で購入できる
権利がカバードワラントの大きな特徴とされています。例とし
て以下のような条件のカバードワラントがあると仮定します。
●銘柄=キャノン
●権利行使価格=6000円
●2008年3月1日まで
上述したカバードワラントは、2008年までに権利を行使すれば、
キャノンの株式を1株=6000円で買うことができます。
もし、現在のキャノンに株価が6800円であれば、このカバード
ワラントを購入した投資家は、当然のことながら、800円も安く
キャノンの株を買うことができます。
こうしたことから、このカバードワラントの人気が高まることから
カバードワラントそのものの取引につく価格も値上がりします。
しかし権利行使期間が近づいても、キャノンの株価が権利行使
価格を大幅に下回っていた場合、たとえば6000円の権利行使
価格に対して、株価が5000円まで下がった状態にあると、この
カバードワラントを持つメリットはございません。
株式市場で5000円で買えるキャノンの株を、わざわざ6000円
の権利行使価格をもつカバードワラントを買う人はいません。
このため、カバードワラントの価値はどんどん値下がりすること
から、権利行使期間をすぎてしまうと、ただの紙切れになります。
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