購入した投資信託の基準価格が上昇しても実際に換金するまでは
利益を手にすることが出来ません。なので今回は投資信託を換金
する方法について簡単ではございますが解説させていただきます。
実際に投資信託を換金する場合は「解約請求」か「買取請求」の2つ
の内いずれかを選んで行なう必要があります。
まず、解約請求は投資信託を購入した金融機関(販売会社)を通して
投資信託会社に解約を請求することで換金することができます。
投資信託会社は信託財産から投資家に支払う分を取り崩しますの
で、解約請求で利益がでると税法上では配当所得となります。
一方、買取請求の場合は投資信託を購入した金融機関(販売会社)
に対して受益証券の買取を請求することによって換金します。
ですので、買取請求の場合は投資信託を購入した金融機関に投資
信託を売却する形になるわけです。そして、買取請求によって利益
がでると税法上では譲渡所得になります。
解約請求と買取請求のどちらが良いかといえば、やはり、買取請求
で投資信託を換金した方がメリットは大きいです。
例えば、買取請求であれば配当所得など損益通算ができるのに対し
て解約請求の場合は認められません。
また、投資信託を購入した際の手数料に関しても、買取請求の場合
は必要経費として認められるのですが、解約請求の場合は認めら
れませんので、こうした面で解約請求は不利です。
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