【金融が分かる資産運用入門】
NYダウ、日経平均が大変なことになっています。
急激な円高によって、輸出企業の業績悪化の見通しから、これ
まで好調だった銘柄も大きく下げております。
サブプライム問題は、シティやメリルリンチなどのアメリカ国内の
大手金融グループを直撃しただけではなく、日本国内の金融機関
への被害状況も明らかになって。きました
これまで、かたくなにサブプライムローン問題による損失はないと、
していた三井住友銀行も公に発表しております。
金融市場で価格が形成されるためには、上がったものは下がり、
また、下がったものはいつかは上がります。
FXトレードにおいては、前回の120円台から115円台への下げで、
大きく損失を被った方も、今回108円台まで下げても損切りを実行
できた方は、それほど、大きな痛手を被らなかったと思います。
投資および資産運用は、金融市場に参加し続けている以上、市場
は常に動き続けておりますので、翻弄されることを避けたいのであ
れば、なおさら売買ルールを自ら作成する必要があるわけです。
そして、一転して相場を取り巻く環境が大幅に変るとあせります。
例えば、上昇相場から下降相場に変ることにより、人間の心理とし
ては当然のことながら不安に陥ります。
「もう日本市場は終わりだよ」
「これからは米ドルよりユーロの時代だ」
「原油高が続くから金投資！」
といった、不安を煽る言葉を浴びせられることとなります。
しかし、ここで今一度、資産運用の目的を思い出す必要があります。
資産運用は中長期による資産形成です。
資産運用で大事なことは、ポートフォリオ運用の本来の目的に合致
した動きをしているか、常に冷静にウォッチすることです
そして、中長期の期間にかかわらず、投資や資産運用は、仕組みや
ルール自ら打ち立てて行うことが最も重要です。
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